These foolish things

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ビートたけし 漫才

ビートたけし著 「漫才」

大好評で売り切れ続出なのかは不明で、なかなか見つからなかったのでが、たまたま訪れた本屋で見かけて購入することができました。現代の世情をネタにして、ツービート全盛時のコント形式にしたものですが、これが極めつけに面白いものでした。

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(一部引用)
たけし だけどお前携帯持ち込み禁止とか甘いよ。全部禁止にしなきや。俺の学校は厳しかった。
きよし あんたの学校厳しかったの?
たけし 厳しいよお前。エリート学校だぞ!お前のとこの学校とは全然違うよ。お前んとこあれだろ?学校に牛持って来ちゃいけないとか、ミイラをランドセルに入れちゃいけないとか、学校では鼻の下の骨を外しなさいとか、纏足はやめよう、弁当に生きたままのハムスターはやめよう。
きよし そんなこと禁止しないよ!じゃIあんたの所は何がダメだったの?
たけし 俺のとこはエリートだったからな・・・まずヒロポン、拳銃、日本刀。
きよし どんな学校なんだそこは。
たけし 足立区のエリート校じゃねーか!あとエロ本、ダッチワイフ、毛沢東語録。


おなじテレビでも、漫才ブームのころよりも現在は、ネット、政治サイド、のほか自主規制も含めて番組内容に対するチェックが厳しくなったのですが、当時はこれに近い内容は放映されていました。差別、パワハラ、アカハラ、セクハラ始めハラスメントに対する規制が良くも悪くも強化された帰結でしょうが、この本の内容を今、放送する勇気をもった局は無いでしょう。

現在のTV界はジャニーズ系を初めとするイケメン(事務所が、主演俳優や番組内容まで無理矢理押し付ける)か、あるいは一発芸の素人もどきの芸人(タモリはその出自が該当)、さらに勘違いしている局アナ等に席巻されていると思いますので、報道、あるいは過去記事にしたような特定のドラマしか見ませんが、近年、ますます劣化していると感じています。嘗て60年代後半に既に、テレビマンユニオンが「おまえはただの現在に過ぎない」と喝破していまが、先達の見通した未来は更に劣化してしまいました。

hyoukin.jpg 

ビートたけしは、だれも期待していない、面白くなければ物が飛んでくる浅草フランス座でストリップの場つなぎのコントで、師匠について勉強した経験を持っていますが、このような基礎の確りした真の玄人の芸のみ安心して見ることができます。例えば伊東 四朗やコント55号などもその仲間です。彼らは芸人がかつて河原乞食と呼ばれていた頃の、蔑視された経験と、これにを認識しつつも、反発して糧としたアンビバレンツな感情の故に成長したと思っています。

ボケ時のビートたけしの博識ぶりにはびっくりします。日ごろから、余程本などを読んで勉強しているのでしょう。事務所の恫喝により簡単に一人のタレントが抹殺されてしまう業界で、すれすれの剣が峰を上手に渉っています。

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