These foolish things

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ありふれた奇跡(2)

ありふれた奇跡(2)

オープニング  

翔太が加奈から子供が産めないことを告白されてから、物語は両家族をはさんでさらに大きく混迷しています。翔太が加奈の告白を内容を隠し、かばって「結婚しても子供を持つつもりはない」と、中城家に行って祖母の静江に話したことで、中条家の家族が翔太が「種無し」と疑って、暴言を浴びせます。加奈の父朋也が、翔太の触れられたくない過去の傷をこれでもかと浴びせかけて罵倒し攻撃しますが、翔太はやっとの思いで耐えました。あんたは人格を否定して徹底的に攻撃する資格があるほどの立派な人間か問いたくなりますが、こんな人はちょくちょくいるのでしょうね。

中条家と田崎家は住まいも山の手と下町、職業も大きな会社の役職者と自営業とまるで異なっています。主人公の同士は、お互いを大切に想うあまりうまく立ち回りができず遠回りしてしまう、不器用だが偽りのない性格なのですが、両方の家族、特に中条家の人々は戦争での焼け残った旧家で、これまで大きな挫折をしたことがないためか、他人の身になって考えることができません。朋也は、子供が産めないのは加奈が原因とわかってからも、謝ることに躊躇します。祖母の静江は、孫が正面切って反発しないことをいいことに、加奈の部屋に勝手に入って机の引き出しをあけたり、ベットの下を覗いたり、おっとりした仮面の下で身勝手な振る舞いをし、はては「ごめんなさい、孫はやれません。」とは、犬の仔をやりとりするように、独断で四郎に断ります。まだ、母親の桂のほうが、自分のことで精一杯なだけまだましに見えます。

歩道橋の上で あの子を手放すな

これに対し、田崎家父の重雄は自分は、「あのうるさい父ちゃんから逃げさなかった」と言って、翔太に「子供が産めなくても、あの子を手放すなよ。あきらめるなよ。大丈夫jと励まします。いい父ちゃんで好感度アップです。
四郎
も自分の血を引く子孫がほしくて、加奈に「私の気持ちは変わらない、すまない。」と断りますが、それでも「これは私の気持ちだ。翔太じゃない。」と、逃げ道を残すやさしさを持っています。

このような違いは境遇のほか、家の構造の違いからも影響されるのではないかと思います。中条家は立派な門構えをもつ邸宅ですが、それぞれ自分の部屋にこもれば一人ぼっちになるのに対し、田崎家は日本の古くからのしもたや造りで、いつも家族が濃密に顔を合わせざるえない間取りで、必然的にお互いの気持ちの理解が進みやすいのでしょう。
浮気をして家を出ていった翔太の母の律子(ちりとてちんで仏壇屋を好演したキムラ緑子さん)を咎めるでもなく、つかず離れずの関係を保っているあたり、いい人たち、いい家族です。

このドラマでは、登場人物が、みんなステレオタイプでない人に描かれています。週によって好い人にみえたり、逆に酷い言い方をしたりしてなかなか、「なるほど、この人はこういう性格なのか」と理解するのが難しいドラマですが、それも作者の意図したことなのだと思います。あと3話、やさしくて、人を傷つけるならいっそ自分が傷つくという二人が、ハッピーエントになれるよう、山田先生に期待です。

  残念でたまらない  ぼくらの時代

「若いのがたよりないのは、あたりまえじゃないですか」
「欠点のないやつなんていませんよ。いたら、インチキですよ」

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テーマ:ありふれた奇跡 - ジャンル:テレビ・ラジオ

この記事に対するコメント

こんばんは。
先日は、ご訪問&コメントありがとうございました。

>やさしくて、人を傷つけるならいっそ自分が傷つくという二人。

泣きそうになりました。不器用で優しくて…本当にそうですね。
いよいよ、最終回を迎えますね。
今まで、ふたりの恋愛が周囲を巻き込んで、
ずっと辛かったので、ふたりには一緒に幸せになってほしいです。
また遊びに来ます。 よろしくお願いします。
【2009/03/15 22:10】 URL | たまき #0aoqIyso [ 編集]


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