These foolish things

音楽を中心に新しいもの、古いものをなどMy Favaritesを。時には映画やWho's Whoなども

スクラップブックより

スクラップブックより(4)

下の引用は最近の新聞記事ですが、これを読んだ時、自分の子供時代の記憶と重なリました私の子供時代は、高度成長の前で戦争の爪跡がまだ色濃く残っおり、遊び場といえば、田畑、原っぱのほか、戦争で焼けた建物の残骸や防空壕のなかなどで、色々な年の子供達が一緒に遊んでいました。舗装していない道は幹線道路でも自動車は通らず、ときおり荷を引いた馬が馬糞を落としながら通るくらいのものでした。
18歳で出奔してから、故郷には帰らず、今日も、大都会の中を「天然コケッコー」のそよちゃんのように人あたりもせず、毎日満員電車で通勤しています。田舎では、父母や実家は既になく、周りの景色も全く変わってしまいました。友達も少しずつ黄泉の国に旅立ち始めています。生活のために、世間知の鎧をかぶったまま、結局、故郷に帰ることはなく、この都会のどこかで朽ち果てていくのでしょう。

「檸檬のころ」、「リンダリンダリンダ」、あるいは「天然コケッコー」などに惹かれるのも、天衣無縫に生きられたころに無意識に憧れがあるせいかもしれません。

追憶
(2008.11.26 毎日新聞 女の気持ち=投書欄)

母の七回忌の法要があった。随分長いこと実家には帰らなかった。見慣れない新しい家が一つ二つ建っていたけれど、美しい山並み、田んぼ、風たちは、私を優しく迎えてくれた。母の墓前に手を合わせていると、姉が「H君、ここに眠っているの」と、隣のお墓を見ながら言った。

彼の訃報は1月の寒いころ聞いた。「あー、死んでしまったのか」。彼との思い出が私の頭の中を駆け巡った。彼とは幼なじみだった。毎日一緒に遊んだ。おてんばな私とわんぱくな彼。私たちはとても気が合った。毎日朝から晩まで野山を駆け回った。クタクタに疲れ果て、どろんこになって遊びほうけた。
あれから長いこと、私は平凡に年を重ねてしまった。知らず知らず普通に生きるための常識を身につけ、丸くてちっちゃな大人になってしまった。ハイヒールも上手にはきこなし、すっかり都会の景色にも溶け込む人になってしまった。ほおづえをついて喫茶店でコーヒーなんか飲んだりしていると、生まれた時からこんなおしゃれな暮らしをしていたんだなんて思い込んだりしてしまう。
「私は実は天衣無縫のどうしようもないおてんば娘で、しかも田舎もんだったんだね」。彼の墓前で昔のはつらつとした自分の姿を思い出してしまった。
「ありがとう、さようなら」私は子どもの声でささやきたかった。

福島市   永塚美智子主婦・55歳

最近の電車のなかでは、石黒ケイ「ライブセレクション」を聞いています。アルバム収録よりも迫ってくる感じでずっと良い。なかでも、本牧挽歌や浅川マキのカバー「ジンハウスブルース」はよかった。「大砂塵」や「ガソリンアレイ」なども聴いてみたいものです。

live selection 

石黒ケイ公式サイト
http://www.dc-forte.co.jp/kei/top.htm

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