These foolish things

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天然コケッコー(1)

天然コケッコー(1)

リンダリンダリンダ」の山下監督作品で、「うた魂♪」の夏帆さんが主演というつながりで見たこの映画、高校生が主役の映画は、けっこう見ているのでが、中学生が主役で大丈夫かと、見る前は思っていましたが、みてびっくり、圧倒されてしまいました。

お話は島根の田舎の小学校と中学校が一緒になっている、全校生徒が6人しかいない学校に、親の都合で転校して中学2年生が入ってから、卒業までの1年余りを描いているのですが、風景も人の心も幻のように美しい情景でした。

村の風景  そよちゃん1

夏帆さん演じる主人公右田そよ(そよ、なんてそよ風みたいで名前からして、現実にない夢のような名前です。)は生徒のなかで、最年長の中学2年生で、中学生から小学生まで下級生全員をいつも気にかけています。特に小学1年生の早知子に対しては親でもできないように、いつもやさしく接し、お漏らしした時でも後始末も、平気でしてあげます。少し前の新聞に「うんちがこわくて先生ができるか」という、記事がありましたが、そよのつめの垢でも煎じて飲ませたいですね。早知子も十分わかっており、そよがトイレを我慢させて病気になっても、自己嫌悪に陥って見舞いに行ったそよにしがみついて「そよちゃん」と甘えます。名シーンでした。

そよちゃん2  風の音を聞きながら海へ

また、弟のこともいつも気にして、毎年バレンタインにはプレゼントを上げたりしています。気になる同級生ができてプレゼントをする時も、まず、弟がプレゼントの内容で惨めにならないようのと、先に弟のことを気にしてしまいます。あまり深く考えないで発言してしまうご愛嬌なところもありますが、そよに近い、こんな中学生ってほんとにいるのでしょうか。

海辺にて  つくし

映画では、春夏秋冬にわたるそれぞれの季節での田舎の風景と、それに合わせて暮らしている人々の情景が美しく描かれていました。ところどころにある、無人の風景が、その風景のなかにいる人々の存在を感じさせ、まるでリンダリンダリンダでの、雨の学園祭での無人の校庭や昇降口のシーンのようでした。
子供たちだけでさそいあって海に遊びに行くシーンも、現代ではありえないおとぎ話のような、光景でした
。(私の子供のころも、家から少し行くと人も通らない田と森の間の道がかなたまで、ずっと続いていましが、いまでは、どこでもある商店と住宅の混在したありふれた街になってしまいました。)


女優の、自分でもまだ自覚していない一人前になる直前の輝くある一瞬を見事にすくい取った映画だと思いました。映画の内容はまるで違いますが、ちょうど「カナリア」での谷村美月さんの、壮絶な演技(あれも大阪弁、この映画は関西弁でした。)と重なりました。

(次回につづく) 追記部分にブログパーツあります。



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