These foolish things

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キャットストリート(2)

キャットストリート(2)


報道番組以外はあまりTVを見ないGrooveですが、「ちりとてちん」以来久々に釘付けになったNHKのドラマ「キャットスト-ト」が終わってしましました。
すぐ後ろ向きになる「ちりとてちん」のヒロイン、社会から拒絶されたり、受け入れてもらえずに一歩引いてしまった「キャットストリート」の主人公たちなど、少数派や弱い立場の人々が不器用ながら、精一杯生きている物語にはどうしても引き込まれて見入ってしまいます。放映終了で、またしばらく放心状態です。

  エル・リストン

キャットストリートで谷村美月さんはもちろんですが、主役の4人はいずれも名演技でした。
峰浩一役の勝地涼くん
、第3話位までは、恵都にやさしくしたりつきはなりたり、親のように成長をやさしく見守っている感じで、どうして浩一ががフリースクールに在籍しているんだと思ったりもしましたが、彼もパソコンとしか対等に向き合ず、人と関ることから逃げてコミュニケーションができない人物であったことが次第に分かりました。スクール長が連れてきた、子供のころから殻に閉じこもったままの恵都を助けたい、何とかしてあげたいという気持ちが彼を次第に変えていったんでしょう。

句読点付けろよ

第5話のエスカレーターでの会話 わからなかったら、してもいいから」「電話でも、メールでも」「頑張ったな。オ、オーディション」  
第6話の自宅での紅葉との会話答えの出ないことは嫌いなんだ。」と言っても紅葉に「それって自分が傷つきたくないだけじゃん。結局プライドが大事なんだよね。」と図星を言われ、さらに「恵都が今、何を求めてるか分かる?、励ましてもらうこと!それとギュッてしてもらうことだよ」と言われて撮影現場に駆けつける場面など。

恵都の自宅でのシーンや、しおかぜ橋ロケでの告白シーンなどでも、視線を泳がせたり、目をそらせたり、あるいは相手を見つめたりして、感情を目の動きだけで表現するむづかしい演技だったと思いますが、美月さんに負けない強い目力で、次第に変化していく自分の感情に戸惑いながら、本当の気持ちに気がついていく場面を見事に表現していました。

野田紅葉役の黒川智花さんも、「恵都は赤ん坊と同じだって言ったのは浩一じゃん。長いブランクが終わって、7年ぶりにカメラの前でセリフしゃべるんだよ。足が震えるくらい怖いんじゃないかな」と、なかなか自分達から踏み出せない二人の気持ちに気がついて、後ろから尻をたたく役を好演。GJ。

そして、谷村美月さん演じる恵都。
6話シリーズの前半までは、7年間引きこもっていた影響が大きく残り、態度もおどおどしていて、何かあるとすぐに逃げだして元の自分に戻ろうと身構えている部分が大きな割合を占めていた恵都が、浩一や友達に助けられて自分達のためと夢中で行動していくうちに、次第に自分自身の呪縛から抜け出していく変化を見事に演じていました。

バカヤロー 

浩一をからかった元同級生に対し、「人のこと言えるほどあんた達は凄いの。浩一を馬鹿にしたら私が許さない。バカーっ!二度と来んな
アルバイト申し込みに行き、「逃げちゃだめ。逃げちゃだめ。逃げちゃだめ。行きます
オーディション会場でだまされて、「バカヤローふざけんなー」「かーって、胸のところが熱くなって。
初めての気持ちで。訳分かんなくて、悔しかった、このままじゃ終わりたくない、絶対に
自分の気持ちを表現できるようになったのは、過去を乗り越えつつある回復と成長の現れですね。

奈子に対し、「転んだら起き上がればいい。それを友達が教えてくれた。負けないよ、私は。

浩一に対して持っていた疑いが晴れて、「そういう意味だったんだ。あれって。あ~何か空気いいね。今日、星も出てるし。」その後の恵都の自宅での浩一の「恵都さんと、おつきあいさせていただいてます。」に対して目を丸くして「えっ」と驚くシーンなど、いずれも感情の転換の表現が見事でした。
第1~6話のどこでも、涙腺は緩みっぱなし。特に屋上での号泣しながらの再生(やり直し)、エスカレータ前の二人の黙って向き合うシーンなどでは決壊状態でした。

駅で二人  頑張ったねと言われて


それから私達は、びっくりするくらい頑張った
自分から胸を張ってがんばったと言えるまで、彼らと彼女らは成長しました。エル・リストンのスクール長と仲間のおかげですね。「スウィング・ガールズ」のメイキングでで貫地谷しほりと、本仮屋ユイカが楽器の練習について、「本当にがんばりました」と言っていたのをちょっと思い出しました。やりとげた人しか言えない言葉です。

私たちは、その日、卒業した
それでも、人生の散歩道は、まだ遥かで私たちは、迷うこともあるだろう。そんな時は、隣にいる友の手を、そっと取ればいい。温かな手が、きっとそこにあるから。

卒業の並木道 

 



コミックは借りて読みましたが、原作ではスクール長が亡くなったり、ドラマにでは登場しない玲が重要な役割を果たしたり、数年後に再開するなどの内容で、ドラマ化の際にかなりオリジナル部分を創作したようですが、ドラマも凝縮した感じでよかったです。6回の1/2クールでは短かすぎるとの意見もあるようで、なるほど「ちりとてちん」の完全版をストーリーを知っていて総集編を見ているような気分も少ししましたが、余韻を持たせた感じは悪いものではありませんでした。
ただ一点、「父兄」は死語ではないかと気になりました。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_qq_98100103.html


次回からの七瀬ふたたびは数10年前、筒井康隆さんを耽読した時に読んでいましたが、ほとんど内容を覚えていないので第1回放映前に再読してみます。
1995.07購入 

もひとつおまけ
ちりとてちんファンミーティングin 東京NHKのネットステラのサイト国友さん文章と動画で掲載されています。(たぶん期間限定です。)
https://pid.nhk.or.jp/netstera/index.html
https://pid.nhk.or.jp/netstera/chiritotefun/index.html

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