These foolish things

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ちりとてちん(8)

ちりとてちん(8)
ついに千秋楽

ついに楽日が訪れました。最終26週は若狭が妊娠・出産によって、落語家を引退し、おかみさん、あるいは、おかあちゃんみたいな母親になることが自分の道だと、自覚する内容でした。これが脚本家の最後に伝えたかったことなんだろうかと思いました。

今日現在、まだちりとてちん全体を振り返るだけの余裕は持てませんが、喜代美と弟子たちを中心にした人々(みんな一生懸命なアホ)がそれぞれに係わり合いながら、喜んだり落ち込んだりしながら、懸命に生きていくさまを描いた群像劇だったのかとおもいます。物語の大きな構成としては
1.喜代美が自分の生きる道を探してふるさとを捨てるまで
2.弟子たちの再結集と師匠復活まで
3.師匠が亡くなるまで
4.小草若の復活と常打ち小屋の落成
そして、最終週の若狭の自覚(エピローグのようでもある)というくくりかと思います。

正太郎ちゃんと喜代美 おかあちゃん

私としては、師匠が亡くなるまでが、毎週秀逸な内容だったという思いで一杯です。 弟子たちが、それまでの職業を変えて落語家に戻る場面、師匠が不治の病になって、わが身を短い命のセミに例えて庭で一人たそがれていく場面など、師匠が亡くなるまでの週では、芸の上のトラブル以上に、重い人生の岐路に立たされた師弟それぞれの生き方の決断を迫られるシーンが多く身につまされました。毎日のように、録画を何度みてもその都度感涙に咽んだり、嗚咽が止まらなかったりしたものです。(要は目からよだれがでたということ)

師匠復活!

師匠が亡くなってからは、物語に重みがなくなって、浮かんでいるような気がしたものですが、それも脚本家の意図で、師匠の不在での空虚さを示すために、わざと描いているのかとも思いました。

あれだけ、落語に打ち込んでいた若狭が、あるときから自分の演じる落語に違和感を持ち、最終的におかあちゃんやおかみさんの道を選んだのは、落語家と両立できない不器用なB子の喜代美が下した結論だから、ある程度理解できるにしても、草々の言うように「今までの修行、全部無駄にするつもりか」。でんな。他人にないキャリアを捨てるのは師匠や兄弟子、小浜の家族、寝床メンバーそしてファンの人達の支援や気持ちをどう考えているのかと思いました。

かわいいね ついに襲名

兄弟弟子たちの話題はトラブルの場面でも、いつも楽しませてもらいました。でもあれほど道に迷っていたヒロイン小草若が自分なりの落語を見つけてようやく四代目草若を襲名するシーンは、その間の心の揺らぎや覚醒に至るまでの経緯を、数秒の高座のシーンだけでなく、菊江さんなど、ずっと支えになってくれた人達の祝福の様子などを丁寧に描いて欲しかったとおもいました。四草の生き方などの描きかたでも同じ感想を持ちました。


私はずっと小草若ファンでしたが、途中から四草も加わって両方とも好きになりました。演出家の期待どおり、上手に役を演じるだけでなく、役者の役作りを超えた生身の人間が醸し出す感情の機微が見事で、演技の神が乗り移ったような状態になっていたのではないかとさえ思いました。



いろいろ、細かい感慨はありますが、久しぶりに観る価値のあったすばらしいTVドラマでした。今後、長く放心状態がつづきそうです。(ドラマ対象でいえば数年間?)

 


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