These foolish things

音楽を中心に新しいもの、古いものをなどMy Favaritesを。時には映画やWho's Whoなども

ちりとてちん(6)

ちりとてちん(6)
滂沱の涙再び

今週もちりとてちんでおつきあい願います。
今週は(3/10-3/15)は塗り箸イベントなどのテーマもありましたが、先週の木曾山君のエピソードから変わって、最後の大テーマである小草若の話しが中心でした。小草若は木曾山君の初高座でトリをつとめると自分で宣言したまでは良いが、会長からは小さな内輪の会場まで聞きに行くと言われて行けなくなってしまい、失踪してしまいました。失踪している間の1年数ヶ月の間の襲名騒動のなかで、弟子それぞれが、自分の生き方や考えをさらけ出していました。
ちりとてちん61b ちりとてちん61c

草々は小草若を思いやっているにも関らず、まだ頭と体の半分が恐竜のままなので、小草若の出奔の原因が、落語の腕前や、喜代美を巡る争い、親の家に結局は居られなくなったことなど、ほとんど草々に対して負け続けたことのへのコンプレックスとそれによる自虐によることなどが頭に上りません。落語しか頭にない草々は草原から「小草若のことだけ考えとったらあかん」と言われ、「俺かて辛いけど決断したんや」と責任感から襲名を承諾してしまう場面だったのですが、間一髪のところで免れました。
ちりとてちん61e ちりとてちん61d

二十年来の付き合いといっている草々に比べて、四草は付き合いが短いにも関らず、一番小草若を理解しています。小草若もそれを感じていたからこそ、四草のアパートに長逗留できたし、四草がずっと保護者のようにかくまっていたのだと感じました。
草々の襲名話に「それやったら僕に襲名させて下さい」と言って話の進行を止め、小草若が見つかって探しに行くという草々に対して、ついに「あんなアホのこと思てんなら行くな言うてんねん」と兄弟子に対して爆発し、「死んでまうわ。この上、草々兄さんに草若の名前まで取られてしもたら、小草若兄さん、ほんまに死んでまう」と泣きだします。小草若復活シーンよりもこの四草の行動に(底抜けに)しびれました。
ちりとてちん61h ちりとてちん61a

それでも四草は「師匠が生きてはったら、許しはらへんでしょ。あんな下手くそに、草若の名前」と言い、小草若の襲名にも反対します。この意味は最初理解に苦しみましたが、草々には襲名させたくない、しかし無理に小草若に草若を襲名して、重荷を負わせたくないという、まるで無辜の親の愛情のような視線だと感じました。師匠が同じ立場だったら、四草と同様に葛藤した挙句、本人の意思に任せたのではないかと想像しました。

草原にいさんは「筆頭弟子の俺が襲名できる思った、でも後から何で草原やねんと陰でコソコソ言われんのが怖かったんや。」とついに本音。人の評判を気にして諦観に至っていない段階で、芸が上手なだけの凡人に見えました。おとく屋から落語界に戻ったときに勇気を使い果たしたのでしょう。
若狭草々と同様、小恐竜で草若邸で無邪気に食事を誘うなどして、小草若にかえって居場所がないことを悟らせて失踪のきっかけの一部をつくったり、小草若に「自分の旦那が、草若になった方が嬉しいやろ」と聞かれ、「それは」と言いよどんだりします。仕方がないとは言え、これは小草若に大きなダメージですな。

草原にいさん以外は、生い立ちのなかで温かい家庭に恵まれなかった弟子が多いですね。草々は親と死別し、師匠の家しか居場所がなくなっていたし、小草若は、師匠の息子でありながら、師匠が頭を下げて迎えいれた草々が兄弟子で、親からは、実子に甘いと思われないためにかえって厳しくされていて草々に対していつも劣等感を持っています。(裏ではかわいく思っていても、子供は直接愛情を感じられないと、理解できません)。四草に至っては妾の子です。師匠と平米師匠(九官鳥)のおかげで、他人に対し心を開けるようになりましたが、この生い立ちから小草若の苦悩や葛藤が一番わかったのでしょう。

小草若さんは若狭に「大阪に帰ったってもええで。そのかわり、草々と別れてくれ。」といけずを言いますが、久しぶりに喜代美ちゃんと呼んだことからしても、半分以上は本心だったんだろうと思います。襲名の話などから、もう無理とわかっていても、その喜代美ちゃんが高座で難儀しているのを見て思わず復活。師匠が小草若の泣き出した後をついで復活するシーンとだぶって、両方のシーンとも、失踪したり落ち込んでいた親子である2人が、大事なもののためにわれを忘れて落語で救いにいった名場面で滂沱の涙を流しました。

あと2週間。最後はどうお話を磨きだしてくれるのでしょう。

加藤虎之介さんの似顔絵(やっくんち)
http://www.yakkunchi.com/gallery/toranosuke.html

関連記事

テーマ:ちりとてちん - ジャンル:テレビ・ラジオ

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://77117c.blog118.fc2.com/tb.php/49-f042d750
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
カレンダー

最近の記事
FC2カウンター

最近のコメント
カテゴリー
ツイッター

月別アーカイブ

リンク
プロフィール

Groove

Author:Groove
音楽(クラシックと演歌以外)と、映画、PCの日々。古い話を含め、お気に入りを書いていきます。

ブログ内検索

RSSフィード