These foolish things

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アニメ 氷菓

アニメ「氷菓」

涼宮ハルヒシリースに続いて、WOWOWで放送されたアニメシリーズの全22話をようやく見終わりました。


「やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする折木 奉太郎と、一旦好奇心を持つと「わたし、気になります」と詰め寄ってくる千反田える、あと奉太郎の中学時代からの友人福部 里志、伊原 摩耶花の4人による古典部の活動を描いていました。

最初の数話は折木 奉太郎が千反田 えるに頼まれて断れきれずに、学園の小さなミステリーを解決していく内容が多かったのですが、後半になるにつれ、次第に4人の間や、それ以外の部活の生徒達のとの微妙な心の揺らぎ、葛藤、優越感/劣等感などの感情のやりとりが主なテーマになってきました。

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脇役のメンバーの存在感がすばらしい。例えば、福田里史はある時期まで奉太郎と対抗しようとしていましたが、あるとき、「言わなかったっけ、僕は福部里史に才能がないことを知っているって。・・・ 第一人者にはなれないよ」と告白してしまいます。

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また、伊原 摩耶花は福田里史に好意を持っており、福田里史の「あの何事にも真面目に取り組もうとしてこなかった奉太郎に、次第に負けていく気持ちが他人に分るわけがない」という絶望感を察知して、寄り添おうとしますが、バレンタインチョコも拒絶されてしまいます。また、伊原 摩耶花は同時に所属している漫画研究会では、こんどは自分が同じ立場に立たされます。有り余る才能を持ちながら自覚せず、遊びで一回挑戦して名作漫画をさらっと描き上げてしまう人達、それに対して努力しても追いつけない人たち、自分はさらにそのまた下ではないかという気持ち、それなのに才能のある人達ははその自覚がなく、力を発揮しようとしない、その能力がほしいと思っている人たちがいることを考えようとしない苛立たしさなどが渾然となって心が大きく揺れます。


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最終話で土地のまとめ役の子として、大学卒業後に特筆すべき点も余りないこの地元に帰ってくるという覚悟を決めていると千反田えるがお祭りの代役として奉太郎を呼び出して、帰りに二人で並んで歩きながら話すシーンも心に残りました。千反田 えるは奉太郎にこの景色を見せたいというくらいですから、気になっているのでしょうが、まだはっきりと好意を自覚できていいない状態で、恋愛に至る前の微妙な状態にいるようです。

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これらのシーンでは、主人公達の気持ちに痛いほどシンクロできて、何回みても思わず嗚咽が漏れましまいます。涼宮ハルヒシリーズのような、超能力者やタイムトラベラーは出てこない地味なシリースでしたが、京都アニメーションの絵も美しく思いがけない佳作を見ることができま、私にとって繰り返し見たいアニメとなりました。

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