These foolish things

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桐島 部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ

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巷の高評価に影響され、遅ればせながら鑑賞しました。
一回目に見たときは登場人物の多さに戸惑ったり、筋を追うのに精一杯だったので、その後何回か見直しましたが、2回目以降は胸にズシンと響きました。映画の題名の「桐島」は結局最後まで登場しませんでした。勉強も運動も万能だったらしい桐島を頂点として、決まった自らの立ち位置に、一応安定して学校生活を送っていたそれぞれの登場人物が、桐島が消えて始まった校内ヒエラルキーの崩壊の渦に巻き込まれているうちに、次第に自分を取り戻して行く様子を描いています。


一応、主な登場人物は挙げられていますが、それ以外の登場する生徒たちも生身の人間としてしっかりと描かれいました。あるグループに属していてもそれぞれ別々な思いがあり、それが「桐島」事件をもとに露わになっていきます。吹奏学部の部長である、沢島亜矢(女の子ものがたりに出ていた大後寿々花さん好演)が部員をまとめるべき立場と彼女持ちの菊池への想いとの間で揺れ動くシーン。また、中学からの同級生らしい女子4人組(桐島の彼女と腰巾着の2人、それに対する運動部女子2人)が微妙な関係が破綻していくシーンなどが記憶に残りました。

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野球部を休部している菊池(それでも試合だけは参加するように誘われるくらい運動能力が高いらしい)が、以前には目にも止まらなかっただろう映画部の部長の前田との話でまだ何者でもない自分、今何もしていない自分に気がついて泣き出してしまいます。画面の菊池の涙とともに、私も思わず嗚咽していました。彼はこの後変化していくだろうと予感させられるシーンでした。

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がんばっても前田はたぶん映画監督に成れないし、野球部の部長にはたぶんドラフトからお呼びがかからないし、バレー部のサブ風助は桐島ほどスパイクも受けられるようにならないと思う。でも、何故かやりたいんだよね。

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」や「パーマネント野ばら」の吉田大八監督、やはりただ者ではない。
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