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映画「毎日かあさん」

映画「毎日かあさん」

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またまた、西原映画を見てきました。「毎日かあさん」は新聞連載の初めから、単行本や、アニメなど全て見ています。この映画では新聞には掲載できないだろう暗い面も含めて描いていました。(名前もアニメの鴨原ではなく実名でした。)会場には子供連れの姿もありましたが、この映画は子供向けではなく、大人、特に子育て中か子供を育てた経験のある人達にとって、共感できる映画だと思います。

映画で初めは西原家での日常のそのままを映し出したような、友達を含めたおばかな子供達の生態を描いています。男の子たちがカキフライののよう泥まみれになって戯れて遊んでいても、蝶々で汁を作っても、「おしっこもらすくらい楽しいなんて子供の時間ってすごいなあ」と、危険に対して注意はしても、行い自体を否定せず、遠くから見守っています。子供達も学校が終わっても暗くなるまで、友達と外で遊ぶことができる、一昔前には普通だったが、今時にはめずらしい子達でした。フミ役の小西舞優ちゃんも舌足らずで可愛かったのです、ブンジ役の矢部光祐君は天真爛漫なバカ男子で登場するだけで、マンガそのもので、あまりの天晴れさに涙がでました。

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後半では映画は、お父さん=鴨志田譲(永瀬正敏)のアルコール中毒とガンとの闘病と家族とのかかわりが中心です。アジアの戦場で、目の前で死んでいった子供達に対して何もできなかったトラウマと、現在の普通の家庭の平穏な日常とのギャップに、酒に逃避するしか精神の平衡を保つ術のなかった不器用で優しすぎるお父さんが、家庭をめちゃくちゃにします。西原はそんなお父さんから子供を守ると同時に、お父さんに対しても離婚という手段で、一旦つきはなして立ち直るきっかけとします。

小泉今日子さん演じる西原理恵子は、子供達も大きな子供だったお父さんも、家族みんなを大きな包容力で受け止めて肯定します。「だれかに、そばにいてほしかった」子供時代から、多くの年月と経験を経て、「大丈夫、全部もっている」と言いきれるまで強くなりました。小泉今日子さん、アップでは皺も目立つ年相応の顔を見せるおばさん年代になりましたが、ジャージ姿も似合う肝っ玉の据わった、西原理恵子になり切った迫力の演技でした。西原家は見かけは普通とちょっと違う父と母がいる家庭ですが、実は普通のどこでもある家族で、お互いを思いやって過ごす日常をそのままに描いた名作でした。用心してティシュを持っていきましたが、最初から泣きどおしでした。

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最近、マンガ、映画など西原作品を立て続けに見ました。私が読んだ西原マンガのうち、気に入った主だった作品はほぼ映画化されてしまったように思え、西原家は、よく知った知人の家庭のように感じ、殊更鑑賞しなくても、私のなかに遍在してしまった感じがします。

過去の記事 毎日かあさん(1)毎日かあさん(2)





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昔読んだ小泉今日子さんの本「パンダのanan」が書棚に残っていました。長瀬さんと結婚していたころの本ですが、このころから既に肩から力が抜けていたように感じます。


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