These foolish things

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めぞん一刻(2)

めぞん一刻(2)

コミックが原作で、その後アニメ化や実写化された作品は、極一部を除いて当然ながら、オリジナルのコミック版が作者が一人で築いた世界であり、集団の作業であるアニメではやはり無理がありことが多いです。一部の例外としては「のだめカンタービレ」が原作にかなり忠実だったかと思います。
めぞん一刻も初出は成人コミック誌だったためか、一般人対象のTVアニメに登場する場合には、二人の関係にとって重要なシーンでも、TV放映上の制約などから、表現がなくなったり、ぼかされたりしているシーンが多く残念でした。

シーン1

最もなるほどと思わされたシーンは、TV画面にはないコミックのみのシーンですが、二人が初めて結ばれた次の朝の響子さんの態度でした。永い間のすれちがいがようやく決着し、気持ちや身体を含んだ全てに対して、ようやく安定した心持に落ち着くことができた状態を見事に描いていました。男性では理解できない、肝が座ったときの女性の底力のようなものを感じて、さすが女性の描くコミックならではの視点と、当時感嘆したものです。

   シーン2


当時、ご他聞にもれず、アニメ版の主題歌のサントラなどを買いあつめました。下は主題歌集の表紙です。響子さん役の島本須美さんも数曲歌っています。残念ながら、主題歌では「タッチ」の日高のり子さんには及ばないと思われます。(何の予備知識もなく、ルパン3世カリオストロの城をを見た時の詩情あふるれるストーリーとリリシズム、クラリスの声の可憐さに目を疑った記憶があります。後から宮崎監督と島本須美さんと知りました。)

めぞん主題歌 
当時島本さんが、吹き込んだWindows用の動作に用いる音源を入手して、今もスタートアップなどの音として使用しています。下記は一例です。(当時、たぶんhttp://tokeizaka.cside.tv/maison/dta.htmから頂いたと思います。ファイルはmp3に変更済みです。)

ウィンドウズを起動しますね

お仕事がんばってくだいね。


めぞん一刻

めぞん一刻

先日、テレビ朝日系列でTVドラマ「めぞん一刻」の後半部が完結編として、前日再放送された昨年放映の前半部とともに放映されました。昨年はドラマは見たものの、録画に失敗したため、今回ようやく両方そろえて見ることができました。

めぞん一刻はコミック、TVアニメ版とも当時は見逃してしまったのですが、数年前、ふと気になってコミックを一気買い(大人買い)し、その後、DVDや関連本なども次々購入して深みに嵌っていきました。お話はアパートの管理人である音無響子をめぐるラブ・ストーリーです。私も近い年代に下宿生活を送ったこともありましたが、当然のことながら、当時の管理人は老夫婦であったし、ほかの下宿人とは没交渉が普通でしたので、ドラマとは大違いですが、昭和の雰囲気は通じるものがあります。

今回の実写版TVドラマは頑張っていたとおもいますが、1年前の前半と合わせても4時間程度での制限であり、コミックからアニメへの変化ではTVアニメ上での表現の制約など以外は、比較的忠実に反映していたのに比べ、ストーリーも変えられていました。

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例えば、最も感動的とおもうプロポーズシーンも泥酔した響子の父親を夜道で負ぶって帰る時から保父合格パーティでのみんなの前に変わっていました。

 IMG_0002.jpg  めぞん一刻94       

登場人物も、八神 いぶき、九条 明日菜、二階堂 望、キャバレーの支配人、マッケンロー/サラダをはじめとする犬たちなどは登場せず、これに関したエピソードは全くカットされていました。ちょうどちりとてちんの総集編を見たような印象ですが、あちらは全体のなかからシーンの抽出だったのに比べ、脚本からやりなおしですから、さらに違和感がありました。
キャストも音無響子は原作ではもっと嫉妬深い性格だったし、一刻館の住人の毒はかなり抜かれていたし。原作の何年にもわたる日々の生活での色々な感情のやりとり、すれ違いがだんだんほぶれてお互いの気持が通じていく感じは、たとえ全作を読み直さなくても片隅に残っており、ハイライトシーンだけでまとめるには無理があります。ハレの日は永いケの日の積み重ねの結果ですから。
でも、やってくれただけで感謝です。


私のお気にいりの、このドラマやちりとてちん、ちゅらさんに共通する感じとしては変人はいても悪人が登場しないことです。奇書「一刻館の思い出」によると、キャバレーのマスターや六本木朱美は人生の辛酸をなめてきただけあって、裕作と響子を見る目が実に温かい。

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名セリフ集(の一部)

裕作「お父さんにとっては、響子さん、いつまでも小さい女の子なんですよね。だけどおれにはとっては、たったひとりの女の人です。結婚してください。泣かせるようなことは絶対しません。残りの人生をおれにください」響子「ひとつだけ、約束、守って」
裕作「浮気なんか絶対しません。付き合い酒はひかえます。貧乏もなるべくしません」
響子「そんなことじゃ泣きませんよ。怒るけど。お願い、一日でいいから、あたしより長生きして。もうひとりじゃ、生きていけそうにないから
裕作「響子さん。決してひとりにはしません」

朱美「なーんもやらせないで、男を縛ろうなんちゆー根性が気にくわん」
響子「そんなこと考えてませんけど」
朱美「考えずにやってるとこがこわい。清純ぶりおって」
朱美「ろくに手も握らせない男のことで、泣くわわめくわ、どうなってんの。あんたみたいな面倒くさい女から男とるほど、あたし物好きじゃないわよ

リンク
TV朝日のサイト
http://www.tv-asahi.co.jp/ikkokukan/

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%81%E3%81%9E%E3%82%93%E4%B8%80%E5%88%BB



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