These foolish things

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少林サッカー

映画 少林サッカー

4/27にTVで「カンフーハッスル」を放映していました。近日公開予定の「少林少女」の宣伝かと思ったらやはりそうでした。「カンフーハッスル」は同じチャウ・シンチー監督作品で「少林サッカー」と同じで、映画館で見たり、DVD/本を購入したりしました。で、本日はお気楽に楽しめる、映画「少林サッカー」の話です。

DVDデラックス版  公式読本
バラバラになっている、かつての少林寺の兄弟弟子(スーパーの店員になってうだつがあがらない、巨体のメンバーとか、香港のビジネスマンなどまるで運動選手ではない、おじさん軍団)が主人公の説得に応じて、集結します。(ちりとてちんの草原にいさんや四草が戻って来るシーンと良く似ています。)

 再集結 覚醒1 覚醒2

少林寺拳法も忘れ、サッカーの初心者である兄弟たちは、最初は相手の反則や暴力でぼろぼろにされますが、試合中に目覚め、信じられないようなスーパープレイで勝ち進みます。

練習中に数10メートルの壁にピンポイントで何回も蹴り返して壁を破壊するシーン(下のハイライトに一部あります。)は、ありえないだけに、できたら面白いだろうなと感じて好きなシーンです。いくら蹴ってもあの半分の距離までも届きません。

覚醒3 ありえない練習

いわゆる、エンターテインメント映画ですが、芸術からはほど遠くても、観客を楽しませたいという一心で、CGやワイヤーアクションにまじめに取り組み、これまでにないサッカー?を見せてくれます。ストーリーも勧善懲悪で、主人公の相手の太極拳の達人の少女も、あえてきれいに撮らず、汚れ役させてテーマに撤しています。数年後のカンフーハッスルも面白かった。少林サッカーと同じ出演者がけっこういたりするのに気がつきました。

公式サイト
http://www.shorin-soccer.com/top.html
ヤフー映画「少林サッカー」
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id237373/
ハイライト(youtube)
http://jp.youtube.com/watch?v=mTxM8YTf_7w&feature=related


カンフーハッスル


ムーミンパパ海へいく(1) パパたちに捧げる物語

パパたちに捧げる物語(ムーミンパパ海へいく)


ムーミンシリーズ、は最初のアニメ版(1969-1970)放映のころから好きでした。当時はご他聞にもれず、ミイやスナフキンがお気に入りでしたが、後日、書籍としてシリーズを読み返すと、それぞれのキャラクターが悩みながら生きている、それこそ「ちりとてちん」のような、大人向けの物語であることに気づきました。

ムーミン谷では、みな特に定職というものはないのですが、例えば、ムーミンパパは、回顧録を書くのが趣味という人物?設定ですが、ある日以下引用のように自分探しを始めてしまいます。

ムーミンパパ

ムーミン谷へようこそ (富原 真弓著)より

八月の終わりのある午後のこと、ひとりのパパが庭を歩きまわり、自分は無用の長物だと感じていた。なにをすればよいのかわからなかった。やるべきことはすべてやってしまったし、さもなければ、ほかのだれかがやっている最中だったからだ。「ムーミンパバ海へいく』はこんな出だしで始まる。のっけからパパの所作のなさそこはかとなき挫折感が描かれる。「ムーミンバパが」ではなく「ひとりのパパが」という距離をおいた言いまわしは、おそらく、この本の献辞の「あるパパヘ」に呼応している。これはパパー般に捧げられた物語なのかもしれない。

でしゃばりではないが肝心なときには頼りになるママ。そこぬけに楽観的でどんな面倒なことも楽しくやってのける才能のあるママ。もちろんママはことあるごとにパパをたてるし、みんなもパパが大好きだ。それでも、ムーミン谷での生活がママを軸に営まれていることは否めない。

だれもがはんとうに頼りにしているのはママであって、この自分ではない。そうムーミンバパは感じ、おそらくは根拠のない疎外感に悩む。この自信喪失の一歩手前で悶々としているムーミンパバの姿に共鳴する〈パパたち〉も少なくないはずだ。その意味で、とりわけこの本はおとなのため、もっといえば、世のパバたちのために書かれたといってもよい。

ババ自身にも、自分かなぜ怒っているのかわかってはいない。一入前のおとなにしては子どももっぱいところがあるが、単純に子どもっぱく振るまうには分別がありすぎる。だから、怒りを爆発させたくてもできずに、じめじめと内向してしまう。ムーミントロールもママもパパの態度にびっくりはするが、そのうち収まるだろうと呑気にかまえている。パパがときどきわけもなくメランコリーになるのは、いまに始まったことではないからだ。ただ、ちびのミイだけがことの深刻さを見ぬき、怖るべき洞察力を発揮して、こう、言いはなつ、「怒るんなら怒ればいいのよ。だれだってときには頭にくるし、どんな小さな生きものにも機嫌を悪くする権利はある。だけどパパの怒りかたはまずいわね。ぱっと表に出さないで、うちにこもってしまうんだもの」。

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憂鬱なる党派「高橋 和巳著」の主人公のように、ある日、褐色の憤怒を持って、ムーミンパパは住み慣れたムーミン谷を離れ、一家をつれて灯台のある島に移り住んでしまいます。


やがてミイの言葉が呼び水になったかのように、物語はあたらしい展開を迎える。なに不自由のないのどかな谷の生活を捨てて、水平線もはっきりしない、はるか沖にぽつんと俘かよ孤島に、家族のみんなを引きつれて移リすむというパパの決意を生む。ムーミンママの領分であるムーミン谷を離れ、ムーミンパパの領分(であるはず)の犬海原に乗りだすことで、もう一度、パバとして、個人として、いちから生活をたて直そうとしたのである。それは、穏やかなムーミン谷で日々失われていく上うに思える自伝と誇りを取りもどそうとする、ムーミンバパー世一代の賭けであった。

でも、そこではムーミンパパが一家の主たる指導力を発揮しようとしても、ママはなじめず、自分の世界に入り込んで生き、一家はばらばらになって行きます。

しかし、なれ親しんだムーミン谷ならいざしらず、島と灯台の生活にとけこめないムーミンママの心に、自分はなんのためにここにいるのかという疑問が忍びこんでくる。だいたい、なぜ母親だけがなにか特別な存在のように貼なされるのか。家族がみんなばらばらに好き勝手に暮しているのに、なぜ自分だけがいつも変わらぬムーミンママ」でいることを求められるのか。ほとんど自分を必要としていないかのように振るようババ、所在もつかめないムーミントロールとちびのミイ。島に来てみるみる変わっていく家族の関係を見直すうちに、ムーミン谷では考える必要すら感じなかった疑問がおいてくる。自分にとって家族とはなにか、妻であるとははであるとはどういうことか、そもそも自分はなにものなのか、という。古くて新しい問いである。その意味で、「ムーミンババ海へいくは、ムーミンパパのババとしての威信回復の試みの物語であると同時に、「根っこから離れて漂いだす」島のように揺らぎだしたムーミンママのアイデンティティ再発見の物語でもあるといえよう。

moomin3.jpg

公式サイト
http://www.moomin.co.jp/

初期アニメ ねえ!ムーミン
http://www.youtube.com/watch?v=8Jb3X1eIEaw&feature=related


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Memories of You / ベニー・グッドマン

Memories of You / ベニー・グッドマン

ちりとてちんが終わったので、半年前以前に戻って、電車のなかで再び音楽を聴く日々です。スウィングジャズが多いなかで、最近はベニーグッドマン(そのものや彼の音楽)を再度聴いています。元々は北村栄治さんを長い間、聴いていて、そのクラリネットの師匠であるベニー・グッドマンも自然に聴くようになりました。

好きな曲は数多いのですが、そのなかでもコンサートの終わり近くに演奏される「Memories of You」が気に入っています。色々なアルバムの演奏を持っていますが、ネム・スウィングセッションでの北村栄治オールスターズ+原信夫とシャープス・アンド・フラッツの演奏で、ビッグバンドにビブラフォンの増田一郎さんと、私の大好きな故原田政長さんのベースが加わっています。屋外の夜明け前、星空に溶け込んでいくような少しスローなテンポの最後のナンバーはいつ聴いても心が休まります。(下のアルバムの写真をクリックすると、少し試聴できます)

1975.7.19 nemu

下記はNHKで放送された最後の来日時(1986)のコンサートの様子です。

1986.12.29放送 Memories of You テディ・ウィルソンと

試聴サイト
http://listen.jp/store/album_0724383356959.htm


和田 誠著 お楽しみはこれからだ(1) (1975)より

ベニー・グッドマン物語
「息子はあなたにプロポーズしますよ」
「今しています」
これだけでは何のことかよくわからないが、「ベニイ・グッドマン物語」のラストシーンである。映画のラストを飾るカーネギーホール・コンサートの客席にグッドマンの母親と恋人とが並んでいる。グッドマンは内気な人物に描かれていて、なかなかプロポーズしない。その上両家が家柄など違いすぎるために、母親と恋人の間は必ずしもうまく行かない。最後にめでたく母親は理解を示す。ステージではグッドマンが、この映画では二人の愛のテーマとして扱われていた曲「メモリーズ・オブ・ユー」を演奏している。それを聴いて恋人は「今プロポーズしています」と言うわけだ。

上記によるこの曲テーマとは若干異なりますが、私の葬式にはMemories of Youを是非かけてもらいたいと思っています。


テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

竹内まりや Denim/SONGS

竹内まりやさん 「SONGS/人生の扉」


昨年の春,NHKで開始した新番組SONGSの最初を飾った竹内まりやさんの番組が、当時と同じ30分バージョンと44分の拡大版で今回、再放送されました。竹内まりやさんはそれまでのアルバムも数種類聴いていて、それなりに好きだったのですが、昨年の放送で、圧倒されました。(この記事の一番下にワーナー提供の動画があります)

人生の扉  SONGS

普通、タレントや歌手は若い時だけある賞味期限が過ぎると使い捨てされたり、本人の創造の泉が枯れて引退したりするもので、このなかで第1線のアーティストとして生き残っていくのは大変で、それでも煮詰まってマンネリ化したりするものです。一人で作詞・作曲をするシンガーソングライターでは、お山の大将だとさらに行き詰ってしまうのでしょうね。

竹内まりやさんは、自分が築きあげた音楽を始めとする豊富な友人関係や、家族関係でその落とし穴に落ちなかったのでしょう。

07年の番組では、当時まだ発売されていなかったアルバム「Denim」のなかから最後に「人生の扉」を歌っていました。年代を重ねていくことの重みを素晴らしさを歌った歌で、Denimは早速初回版を購入しました。
denim  初回版のボーナスCD

「人生の扉」
春がまた来るたびひとつ年を重ね目に映る景色も少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた幼い日は遠く気がつけば五十路を越えた私がいる
信じられない速さで時は過ぎ去ると知ってしまったらどんな小さなことも
覚えていたいと心が言ったよ
満開の桜や色づく山の紅葉をこの先いったい何度見ることになるだろう


東君平さんのおはよう童話のエントリ
http://77117c.blog118.fc2.com/blog-entry-12.html
にも引用したように、「らいねんも、おどれるかどうか、わからないからねえ」なつから、なつまでは、ながくて、いろいろなことかあります。ばんおどりの、わのなかに、きょねんと、おなじかおがそろえば、なによりです。」。私も桜となつまつりのころは、上の詩を思い出して、また1年生きていたと毎年思います。

今日は元気でも1ヶ月後、ましてや1年後に息災でいられるかどうかは、だれにも分かりません。それだけに毎日毎日の重みが貴重で、平凡でも意味のある生き方をせねばと思います。
下は今日公園で撮影した桜です。桜の花でいえば、ちりそめか、落花盛んにでも相当する歳に至って、徒に馬齢を重ねただけでなかったかと自問すると、Noとは言い切れません。

今日の桜

人生の扉 の歌詞はさらに

I say it's fun to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it's nice to be 50
I say it's fine to be 60
You say it's alright to be 70
And they say it's still good to be 80
But I'll maybe live over 90
君のデニムの青が褪せてゆくほど味わい増すように
長い旅路の果てに輝く何かが誰にでもあるさ

I say it's sad to get weak
You say it's hard to get order
And they say that life has no meaning
But i still believe it's worth living   と続きます。

歌詞の終わりに近い年代としては、エージングは無意味ではない、「worth living」だと言われるとたまりません。

同じアルバムのなかの「Never Cry Butterfly」も、「人生の扉」に勝るとも劣らないすばらしい曲です。

君の空が泣きだしてもNever Cry Butterfly
負けちゃダメだよ
精一杯に生きてるから傷ついた羽根さえ何より美しいよ
壊れそうな心で立ち向かう勇気を神様はきっと見ているから
鳥のように飛べなくてもOh、Never Cry Butterfly、君は君だから
いつの日にかしなやかに愛する人のそばで舞うのが君の役目
涙こらえ微笑むその強さも弱さも僕だけはちゃんと知ってるから
壊れそうな心で立ち向かう勇気を神様はきっと見ているから
僕だけはちゃんと知ってるよ

youtube SONGS「竹内まりや」
http://jp.youtube.com/watch?v=biSnBiFIeWc&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=9LOQUTvxbvQ&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=bNPr7gGDdXA&feature=related

リンク
http://white-knight.blog.so-net.ne.jp/2007-05-06
http://white-knight.blog.so-net.ne.jp/2007-04-16


SONGSの名称の由来がSUGER BABEの名アルバムから採ったことを知りました。

SONGS竹内まりやの今後の再放送予定

SONGS 1周年スペシャル ~ 竹内まりや 30th Anniversary ~
4月8日(火) 総合 午後3:15~3:59 (44分スペシャル)
4月9日(水) BS2 午前8:30~ (29分版) 





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テーマ:女性アーティスト - ジャンル:音楽


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音楽(クラシックと演歌以外)と、映画、PCの日々。古い話を含め、お気に入りを書いていきます。

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