These foolish things

音楽を中心に新しいもの、古いものをなどMy Favaritesを。時には映画やWho's Whoなども

のだめカンタービレ(1)

のだめカンタービレ(1)


06年度下期に放送された、クラシック音楽のTVドラマです。人気コミックの実写版ですが、ほとんどコミックをそのままのストーリーにしており、ギャグたっぷりで、しかもクラシック音楽に対する深い思い入れがドラマの構成でも十分感じとれました。名演技/はまり役が多かったかなでも主演の、のだめ役の上野樹里さんも、玉木宏の千秋は特にイメージぴったりでした。最後のオーケストラの演奏シーン(特に卒業演奏会)のシーンでここに至るまでの多くの困難を乗り越えて、回想しながらも、これからを思い涙を浮かべて指揮する姿はドラマながら感動しました。


先にコミックを17巻あたりまで読んでいたのですが、月9で全10話の枠の制約か、さすがにロケはできないのか、ヨーロッパに行ってからの話には入らず、9巻までの話でした。演奏会シーンのヨーロッパ編は、日本での話題に比べて、より音楽中心の展開になるため、これでよかったのかも知れません。17巻までを読んだうちで、すぐに最も気に入った、故郷の川ぞいの道での再会シーンが、のだめが音楽を再び続ける決意をした直後で、TVでもクライマックス近くの構成となっていて感動的なシーンでした。


再会のシーン


収録はエキストラを募集して、数回行われており、私もその1回に参加しました。映画ほどではないですが、リハーサルを数回繰り返したり、個別に俳優毎のシーンを取ったり、指だけのシーンでは先生が弾いて撮影したりして演奏会場での数分のシーンを半日かけて撮影しており興味深かったです。収録後、上野樹里さんは素人のように、両手を体の前でひらひらさせてあいさつしながら、玉木さんは流し目をして退場していき、会場は大盛り上がりでした。


海沿いの道で


(つづく)


佐瀬 稔 スポーツ人生(1)

佐瀬 稔さん


既に鬼籍に入った人たちのなかでも、特に記憶に残る人々がいます。一般的にはあまり知られていなくても、ふとしたきっかけで、お気に入りとなった人達です。、その生き方や残した業績を知っている人がいなくなると、ほんとうに世の中から消え去ってしまします。そんな記憶に残る人々の1人が佐瀬稔さんです。スポーツライターで大会社の記者からフリーランスになり、スポーツ、特に野球やボクシング、登山などの選手に対し、冷静かつ暖かな目で取材しています。そんな記事のうちのひとつです。


20071027170759.jpg  佐瀬稔のスポーツ人生(1995.11.13)


 勇気を捨てきれない悲劇



若かったころ、それはまばゆいばかりの勇気だったが、年齢を重ねれば向こう見ずな愚かさとなる。お願いだ、間違えないでほしい。USAトゥデー紙のボクシング記者、ブライアン・バーウェルはそう書いた。先日八ボウに逆転負けを喫したホリフィールドに送る言葉である。 このボクサーを初めて見だのはもう11年も前、ロサンゼルス・オリンピックだった。跳んだりはねだり以外にはほとんど能のない、モハマド・アリのあしき模倣者たちばかりが目立ったあの大会でごれまた無能のレフェリーの誤審により、L・ヘビーー級準決勝で失格負けという非道の処分を課せられたが、彼こそは正統・古典のボクシングを一身に表現したと強い感銘を受け、プロに入ったのちも注目し続けた。1992年11月、93年11月と2度にわたって行われたボウとの世界タイトルマッチも当然のことながらこの目で見届けた。 第1戦は負け、第2戦は雪辱。クルーザー、ヘビーの両階級を制し、すでに数十億/の財産を手にしながら、心の張りひとつで誠実かつ勇敢に戦い抜いた第2戦がとくに胸に残った。 その果ての第3戦小山のようなボウを相手に、ホリフィールドは2回過ぎから動きを止めて接近戦を挑み、見る問に戦力を消耗していった。最終ラウンドまで、到底己の体力がもたないと知ったうえでの、一撃にすべてを託す選択だった。
 8回、左フックで倒し、7回も攻勢を続行したが、とどめを刺すまでの力はとうに失っていて、8回開始早々、ボウの右フックのカウンターでボロきれのようになってキャンバスに落ちた。パ-ウェルが書いたとおり、33歳、全盛を過ぎた者が若かったころの勇気をついに放棄し得なかったゆえの、悲劇的な(あるいは当然の)敗北である。

屋外スタジアムはひどく寒かった。屋根の下のインタビュールームに移ったあとも震えのやまないまま、敗者が「さらに戦い続ける」と語るのを聞いた。 もうやめろ、だれもあなたをリングの中で見たくはない、という点ではアメリカ人記者と完全に意見が一致する。しかし、ヤワな日本人は「向こう見ずの愚かさ」とまでは書くことができなかった。それ以外に語る言葉はないと知りつつも、正午過ぎの男に面と向かって、あとはもうテラスで猫を抱いて暮らせとだれがいえるか。





(つづく)


 


 


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東 君平 おはようどうわ 「なつがくる」


お気に入りを切り抜いたスクラップブックより


東 君平さんの「なつがくる」 1982.6.26



おかあさんが、おしいれの、せいりをしています。 (中略) こどもたちのゆかたも、だしておきます。せたけがのびたので、ちょっと、しんぱいですが、もう一ねんくらい、きられるかもしれません。よみせの、にぎやかな、あしおとや、かきごおりをかくおとが、きこえます。たけぶえのさきで、ふくらんでいたゴムふうせんが、プーイーと、しぼんでいくねとも、きこえます。ぱんおどりの、たいこのおとも、みみをすませば、きこえます。


「こどもは、八じになったら、おかえりください。そのあとぱ、おとなの、ばんおどりです」ぼんおどりのよるは、おじいさんや、おばあさんが、かつやくします。おそろいのゆかたに、あかいいたすきをして、ぞうりをはいています。「いつのまに、そろえたのかなあ」いつのまにか、ぼんおどりのために、おそろいをつくっているのです。「らいねんも、おどれるかどうか、わからないからねえ」なつから、なつまでは、ながくて、いろいろなことかあります。ばんおどりの、わのなかに、きょねんと、おなじかおがそろえば、なによりです。おかあさんは、なつまつりのはっぴも、心すれずに、はこから、だしておきました。



一年は短いようで長い。風景は同じでもいつのまにか人は少しずつ入れ替わる。毎年、夏まつりと桜の季節には「また一年間生きていた」と思います。上の童話はこども向けですが、大人には心に沁みます。竹内まりやのアルバム「デニム」の中の人生の扉という曲のように。


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上野千鶴子 「学校化社会」


学校化社会 上野千鶴子


20071021190044.jpg最近、一般向けの本が多い著者の教育に関する本です。上野千鶴子さんは1988年にアグネス論争(注)で劣勢だったアグネスさんに応援を買ってでたころから知っていました。
「男社会で働く母が失ってきたもの」という題で、男社会の建前の正論に組み込まれた、最近の用語でいえば勝ち組の二人に孤軍奮闘のアグネスを勝手に応援したことで、弱い者や判官びいきの私は上野千鶴子さんに親近感を持っていました。ジェンダーフリーもフェミニズムもなかった高校生のころ、凛としていると感じている同級の女子生徒たちが、しだいになよなよとして男に媚びるような態度に変わっていくのを見て、「かつて反発したであろう良妻賢母への道をあきらめて受け入れずにもういちど戦ってみること」という雑文を書いたこともありました。(今はそんな簡単な話ではなかったと理解できるのですが。)


20071021190058.jpg(注)アグネス・チャンさんが生まれたての子供を母乳で育てるべく、仕事にでかける時は会場に同行したことに対し、林真理子さんや中野翠さんが、甘えだと批判したことで起こった論争。「アグネス論争を読む(1988)」参照。


そんな上野さんの近書です。勝手に要約すれば



1.学校内外の価値感が社会を支配しているため、複線的な行き方ができない。
2.階級が再生産されている。
3.肥大化した学校の役割を縮小させる。
4.自分で考えてまとめる力をつける必要がある。



等です。分析としては同感できる点もありますが、フリーターも含め、多様な生きかたを勧めているのは、現実を知らない学者、あるいは現実を知っていても同じ視線まで降りていけず、調査・解析に留まっている「学者」の限界かと思いました。サイバラ作品の「高知でも貧しい地域で、女はみんな18歳くらいで結婚して、あちは一生後悔して終わる。旦那はヤンキーあがりで日給の仕事をして1DKくらいのアパートで・・・」の見方のほうがより、暖かな視線を送っています。


本のなかでも「私は優等生でもあったし、はみ出しでもあった。」と書いていますが、「劣等生だった」とは素直に書いていません。それは劣等生ではなかったのでしょう。


(つづく)


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スウィングガールズ(3)

公式ホームページのBBSは2005/6月末で閉鎖されましたが、それまでも盛り上がっていた、BBSもで閉鎖のアナウンスで、さらに書き込みが多くなり、あれよあれよと言う間に最後に向けて一日数百件の書き込みに膨れあがり、まるで筒井佳隆の「20世紀の最後の数年はわずか数秒ですぎた」という、小説急流のような光景でした。
このBBSの常連さんたちの幾人かは、現在でもSG関係のHPなどでお見かけすることも多いで。当時のBBSは記事が200を越すと消えるので気に入った書き込みはその都度保存していました。


そのなかから 私の書き込み
まだ、卒業しません。この掲示板ももうすぐ終了なので、保存してあった過去ログを読みながら半年ぶりに書きこみます。昨年からDVD発売ころまでは映画を見て涙を流したとか人生が変わったとか、仕事も変えてしまったとかの皆さんの琴線に触れる書きこみなどがあり、熱気があふれていましたが、一方地味で落ち着いた感じがありました。(かく言う私もガランとしたHNの名前の映画館で最初に見たとき、最初から涙がとまらなくなりエンドロールのころには顔がぐしゃぐしゃになってしまって席を立てませんでした。)その後、新たに参加する人が多くなるとこれまで見られなかった非難の応酬や変なサイトの宣伝などが増え古くからのファンが離れていって残念でした。
SGのメンバーもそれぞれいろんな場所で活躍をしているのでTVで録画などして応援しています。上野樹里さんも「エンジン」や「やがて来る日のために」などで拝見しています。たしかに女優として白紙の状態でいろいろな役を経験してどんどん成長していると感じますが、美人で演技がうまい女優さんは他にもいると思うので、勝手な希望としては素の樹里っぺの性格を殺さないような役者さんになってほしいと思います。DVDを毎日繰り返しみて好奇心の塊でいつも目がきょろきょろしているような友子をみてそう思いました。(自分の進路や仕事を決めているかあるいはそう見えるミサイルやベスのような感じかな)
奇跡の17人はもう一緒に集まって仕事をやることは無いでしょうが、我々ファンもF&Lコンサートの樹里っぺの言葉「一人ではありません。・・・スウィングの心を忘れずにがんばっていきましょう」で頑張っていきたいと思います。努力したと自分で言っていた、しほりんやユイカに負けないように。とりとめもない雑文失礼しました。


失礼だと思うけど書き... スウィング名無し - 2005/04/16(Sat) 21:17 No.19716
さらに、僕は上野さんや貫地谷さんを、プロの役者だなぁと感じたのは、臆することなく堂々と主役コンビとして振る舞っていることです。まぁ演技ですから当然なんですが(笑)きっと心のどこかに、本当のところでは、周囲のメンバーに比べ楽器はヘタクソだという負い目があったはずだと思うんですよ。でもそんな遠慮など微塵も見せぬ堂々とした演技、あれこそプロだ、偉いなぁと思いました。きっと、舞台の裏では泣きたいこともあったと思いますよ。そのくらい、ハードなセッティングの作品だったと思います。そのハードさをクリアした役者さん達に、下手だなんて文句を言う気には、僕はなれませんです。琴線の違いは、そんなところではないですかね


コンサートDVDのバックステージの中で、松田まどかさんがカメラマンやってる部分がありますよね。他のガールズ達がくつろいでいる時に聞こえてくるサックスの音。あれ樹里さんが一生懸命練習している音ですよね。まどかさんも彼女を撮りながら「樹里はいつも真剣です。」ってコメントしてますね。アイウエオさんがもしご覧になっていないなら、是非見て頂きたいですね。下手か上手かなんて関係ないし、あの真剣な姿で、彼女の一生懸命さを理解してあげて欲しいですね。自慢げにサックスを吹いているなんてこと、あれ見たら言えませんよね。


 Re: 印象深い友子のシーン... かちたろう - 2005/05/20(Fri) 23:10 No.24209
食中毒のニュースが流れる前の鼻くそをほじくるシーンがいいです。ご存知の方も多いと思いますが、樹理っぺが、ほじくることに躊躇したとき、監督から「アイドルになりたいのか、女優になりたいのか、どっちなんだ」と迫られ、鼻の穴に指をつっこみ、「女優です」と、答えたそうです。勝手に思うのですが、その時から、本当の友子になれたのではないかと思います。これかも、どんどんはじけてほしいです。


皆さんは何派ですか? 大人の味 - 2005/06/14(Tue) 05:58 No.27448
なぜ、正規の音楽教育を受けた人や、年季の入った音楽ファンまでもが、SGの”素人に毛の生えた程度の演奏”にはまってしまったのか?その謎ときを真壁六郎太さんが、ズバリ答えてくれた感じがします。「音楽というものに近づいた瞬間だったのだろうなと思います」いい言葉だなぁ~。極端な感想かもしれませんが、小澤征爾氏率いるサイトウキネンオーケストラの演奏と、SGの演奏に奇妙な共通点を見出すことがあります。それは”分かりやすい”ということ。世界最高のアンサンブルを目指したサイトウキネンと音楽の楽しさを目指したSGが到達した地点が奇しくも同じなのではなかったのか?と思えるときがあります。


スウィングガールズ(2)

スウィングガールズでのお気に入りのシーン


 脱退したメンバーが残った5人がスーパーの前で演奏しているのを聞いて、私服を制服に着替え、ブランド品を売って楽器を買って全員が合流して演奏するシーン。音が重層化して厚みをましていき、演奏しながら、うれしそうに振り返っていました。


音楽祭に向かう電車のなかで出場資格がないことがばれて、非難される友子。でもおじさんのラジオから流れた音楽で皆電車のなかで演奏しだし、そこに友子を暖かく迎え入れるシーン。アニメ映画タッチでの監督の言葉。「俺たちの目指していたのは甲子園なんかじゃないことを思い出させてくれた」に重なりました。これらのシーンでは友情・人情と音楽に弱い私はとたんにウルウル


最後の演奏シーンオープニングがアップテンポの曲でなく、ムーンライトセレナーデでしっとりと始めたところが最後のもり上がりにつながっていました。


そして雪合戦のシーン雪の上に倒れた友子が拓雄に見せる表情。いつもバカにしている同級生に対する対する態度ではなく、誘うような大人の女の雰囲気を感じてズキッとしました。ある女性評論家がこのシーンを「一瞬、私は男になった」といって絶賛しておりました。


番外ギター(関根香菜)と,ベース(水田芙美子:ベス)のメンバー、音楽経験でありながら素人メンバーに根気づよく最後まで付き合う、見かけによらず、やさしく義侠心のある役でした。 


プレミアムエディションのジャケット


 リンク
ベスのHP
http://www.mizutafumiko.com/
http://mizu-fumi.way-nifty.com/
http://kksmemo.web.fc2.com/html/intro.html


 長島美紗さんのHP
http://www.misa-nagashima.com/
トランペット隊の宮崎美郷役の長島美紗さん、音楽はなんでもこなす才女でありながら、「これからフリーターやってて、私どうしよう」と言っていたときオーディションを受けて出演した映画でピョンピョンとはねていました。旧ブログにも参加していたので年賀状を頂きました。


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スウィングガールズ(1)

2004年秋まだやっていた池袋のテアトルダイヤに出張のおりに立ち寄りました。既に公開終了近くのため、パンプレットなども一切なく、観客も20-30人程度でした。


4ビートのジャズはビッグバンドものも含めてずっと以前から聞いていましたので、高校生がジャズをやるというので興味を持ったのですが、似た高校生と音楽ものである、「リンダリンダリンダ」などと比べると立派な本格的映画でした。スタッフも多彩で素人が多いバンドメンバーを3ヶ月合宿させて腕を上げるとか、地元の山形県のローカル線(フラワー長井線)とタイアップしてラップ電車を走らせるとか、有名な曲を映画で使うだけでも大変なのにテレビ局が主催すると、費用も期間もかけて(比較的)娯楽大作をつくれるのだと感じました。


学生音楽祭
当日は2回見てしまいました。音楽映画だけに映画館でみるとDVDでの鑑賞と比べると音響も良く、音楽会に行っているように感じました、主演の上野樹里さんか、監督の個性からでしょうか、意図どうりにストーリ-もアップダウンがあって、喜劇チックにつくってありましたが、当日ですっかりはまって涙が止まらずしばらく席を立てませんでした。「世界ってこんなに熱かったんだ」ではないですが、「音楽ってこんなに楽しかったんだ」と思い出しました。アフタービートを体で会得してから、最後の演奏シーンまでは繰り返し見てしまいます。その後は、上映があれば出かけていき、さらに予約してプレミアムDVDも購入。ただし、ファースト&ラストコンサートや山形のイベントには仕事で行けませんでした。そうして公式サイトやファンサイトに入り浸る日々 。


(つづく)


 




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西原理恵子 「毎日かあさん」 (2)

一度、気に入ってつぼにはまると軽く10年は持続することが多いので、サイバラさんと鴨ちゃんもそうなりそうな感じがしています。


下↓は同じくダ・ビンチの記事からですが、二人とも出家しているからでしょうか、育った環境や何回も訪れた国々での底辺の人々から感じとって会得した、諦念に似た死生観とそれと対になる現世での、腹の座った人生観が感じられます。鴨ちゃんは「生成り」のように素朴でいい男だったことがよくわかります。世知辛く、生き馬の目を抜く生きかたが至上の価値とみなされる現代においては希な人でした。アジアのどこかの田舎道で棒きれのように行き倒れたかったのだろうと考えました。


ダ・ヴィンチより


戦場ジャーナリストも、アル中も損得感情が上手な人にはできない生きかたでしょう。それにしてもすべてを背負って生き抜いている女の人は強い。


西原 理恵子 「毎日かあさん」

鴨ちゃんのことダ・ヴィンチの11月号を読んでいたら、西原理恵子さんのインタビュー記事がありました。ここ最近読み出した程度でコアなファンではなく、アジア紀行ものやギャンブルものは敬遠して、自伝的な作品や毎日かあさんシリーズを中心に読んでおりました。


 


生きるため、家族との生活を維持させるためにこそ、お金が必要で周りの人に隠すこともなく体当たりの生き方をしながら、やさしい視線があふれています。特に2人のお子さんはじめ、子供に注ぐ愛情は下積みの生活を長く経験して痛みを知った上で得たものだと思いました。


破天荒で不器用な生き方しかできなかった、鴨ちゃんとの結婚生活、特に最後の日々は忘れられないものがあります。そのおかげで、いい子供たちに恵まれましたね。人は忘れられた時に二度死ぬということばを銘じておこうと思います。毎日かあさんは書店で幾たびか手にとりながら、最後のページを読んで涙があふれて買えなくなってしまいます。


もっている本を調べたら



はれた日は学校を休んで
ああ息子
ああ娘
毎日かあさん1~3



だけでした。今度「いけちゃんとぼく」を買ってみようかな。


西原 理恵子公式ホームーページ
http://www.toriatama.net/
毎日かあさん
http://mainichi.jp/life/riezo/
鴨ちゃんのがんばらない
http://www.ozmall.co.jp/entertainment/kamo2/vol1/


 


今井 美樹 DREAM TOUR FINAL AT BUDOKAN 2004

今井美樹はPRIDE('96)のころから聞いており、CDやDVDもある程度は聞いていました。この2004年ツアーのアルバムも何気なく購入しましたが、これまでで、一番のお気に入りになりました。


同じ曲でも長年歌いこんだことや、自身の年齢を経てと変化した反映、また布袋寅泰との共演でかつツアー最終日でリラックスできたこと、などが影響したのか、同じ曲でも他のアルバムに比べ、声も良く出ており、少しアップテンポながら、豊かな表現力でした。


同時にCDとDVDが発売されていますが、時間の関係かCDにはアンコールを含め、数曲が収められていないためDVDのほうがおすすめです。


武道館ライブ2004特にアンコールでのJOHNNY CAN’T PLAY GUITARは、出演者も盛り上がって、メンバー紹介も兼ねて10分以上もある曲ですが、ロックンロールの感じが強く、他の曲と異なった雰囲気でMy Favoritesの代表になりました。また、夕陽が見える場所も人生が感じられて良かった。


 


良く言わない人も少なくないアルバムですが、私にとてってはお気に入りで、毎日電車のなかで繰り返し聞いています。今井美樹はPRIDEだけの一発歌手ではないことがアルバムから理解できます。アレンジや今剛さん、クマ原田さんなどの共演者も腕達者でメロディーと副旋律、ベースの音が重なりあう様子は何度聞いても身震いがします。


オフィシャルサイト
http://www.imai-miki.net/


ドリームツアー「十三夜」最終日
http://www.imai-miki.net/specialissue/juusanya/13.html>


リンダリンダリンダ(2)

主人公が4人のバンドメンバーで他の出演者がからむ構成だったので、特に日常の微妙な友情のゆれのシーンが多く描かれていました。全体のトーンは地味ながら、先生をはじめ、悪意のある人が出てこない映画で、また、主人公のメンバーたち同士および周りの人達と次第に理解しあうシーンが多く、そのなかにいると平凡と感じる高校生活でも、回顧すると輝いていた時だっとことがわかる高校3年生の最後の秋での文化祭を中心に描いていました。


お気入りのシーンは、ほとんどなのですが、その中でも
1. 学校での秘密練習に向けて4人一列で歩くシーン
2. 留学生のソンさん(ペ・ドゥナ)がバンドに誘われてブルーハーツを聞いて、(日本語もわからないだろうに)背中で泣いてしまったシーン
3. 曲えらびをしていて、ブルーハーツを聞いて踊りだしてしまうシーン
4. お仕着せの日韓交流でなく、本当の友人ができた事を表わすシーン(夢のなかでお互いにありがとうを言葉の壁を超えて言い合うシーンや、無人の交流用の教室の展示にバンドの演奏への招待を書きなくぐってあるシーン)
5. バンド演奏の音をバックとした、無人の校舎に雨が降りしきるシーン。祭りのあとでの卒業と別れを暗示したエンディングでした。


私の白眉は
6. バンド演奏が始まる前、告白しようとして遅れてきた響子(前田亜季)に恵(香椎由宇)が近寄り、「どうだった」と聞いて、「言えなかった」との返事にだまって微笑むシーン。
メイキングによれば、その場でセリフが出来たようですが、暖かく包むような視線は自分でも色々抱えている立場でありがなら、ジンとくる場面でした。


公立高校はだいたい、映画のとおりボロボロな校舎が多いのですが、これから旅立とうとする一時期を過ごす生徒のおかげで輝いて見えました。


テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

リンダリンダリンダ

いつまでも記憶に残り、My Favaritesになる映画はかえって最初に見たきっかけを思い出せない場合があります。この映画もそうで気になった時は既にはるか前に公開終了でしたのでDVDを購入しました。


 高校生と音楽という点では「檸檬のころ」などと共通する点や雰囲気もありますが、リンダリンダリンダはガールスバンドの話で、学園祭に向けて一旦挫折したバンドを再び組んでいく中での人間関係に重点がおかれ、比較的気楽に見られました。


何かをやりたい、でも何をしたらいいかわからないという心情は、自分の経験からも理解できるし、よく描かれていました。それだけに、一旦やりたいもの「学園祭でバンドでブルーハーツを演奏する」を決めたあとは、仲間と学校で徹夜でがんばることもできたのでしょう。中心に音楽があり、目標がはっきりしているだけに、最後に導くストーリーは一見ありふれていても、筋が通っていました。


ギターピック(初回特典)現在の高校生には、自分の周りにあることに近く、あたり前過ぎる内容かも知れませんが卒業して年月がたった世代がかえって身につまされのかもしれません。最後の演奏シーンは雨が降る無人の校舎がバックでしたが、学園祭の高揚のあとの再び訪れる普通の日々。それも卒業までの猶予である短い時間で、あるいは母国へあるいは別々になる日々を暗示して短い時間輝いていました。


普通の高校生活ですが、社会の縮図ともいえるような留学生のソン(ベ・ドゥナ)バンドを抜けたや同級生やが映画全体を締めていました。留年した屋上にいる先輩(山崎優子)もよかったなあ。


ローレライでも思いましたがこの映画での恵役の香椎由宇の目力はすごい。同級生ながらまるで保護者か聖母のようなやさしい眼差しでした。




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

檸檬のころ(2)

お気に入りのシーン
白田 恵(谷村美月)さん中心


白田 恵と辻本が知り合って親しくなるきっかけとなる、理科室でのやりとり(あやまるシーンでの「著しくユニークな演奏というか独創的な音のはずしかた」などのそれこそ普通では出てこないユニークな言葉使い。これは豊島ミホさんの原作にはないセリフで脚本の段階で付け加えられたとおもいますが、追加によって面白みが増えました。


学校の坂を高揚した気持ちのまま、自転車で一気に駆け下りるシーンやいとことの下校シーンは、奔放さが良く出ていて出色でした。


二人のヒロインが、別れの予感などそれぞれ、いろんな想いを秘めたなかでの文化祭で、白田 恵(谷村美月)さんが劣等感のなかで本音で作詞した音楽で加代子(榮倉奈々)が感動し、それ白田 恵に伝え、彼女が素直に辻本に感謝するシーンでは、涙腺がゆるみました。卒業式の前での運動場での敬礼ごっこも。


西くん(石田)もよかったですが、辻本役の林 直次郎はしかたがないとはいえ、もう十分立派な役者さん達と比較すると素人と玄人の差が感じられました。


全般に、まだ世間知も持たずなく、決まった相手もいない地方の地味な高校生の卒業までの不安定だが、まっすぐな日常がよく描かれていて私のつぼには、はまりました。白田さんほど文才があったらいいのにね。


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檸檬のころ

栃木のある町の高校3年生の卒業までの心の軌跡を描いた佳作でした。2人の主人公のうち、特に孤高のロック少女の白田 恵役を演じた谷村美月さんがはじけた演技で光っていました。16歳なのに既に立派な役者でした。


軍歌っぽい毎日それほど変わったことがあるわけでもない地方の高校生の日常が、あるちょっとした出来事で心が高揚したり落ち込んだりする様子を見事に演じていました。みんなと違った生き方をしても仲間はずれでいじめたりしないでそっとしておいてくれる関係はいいですね。一方の榮倉奈々さんは優等生の役がらか、目立つところがなく主役をとられた印象で残念でした。
田舎の高校は卒業すると、都会に去るもの、地元に残るものとに別れ、もしかすると一生そのまま離れてしまう可能性も秘めた最後の日々をそれぞれ一生懸命に夢中ですごしていて、感慨深いものでした。


高校生と音楽との関連とうテーマでは「リンダリンダリンダ」や「スウィングガールズ」がありますが、音楽中心やバンド仲間での結びつきでなく、5人それぞれの異性との交際や友人関係を中心に描いていました。全体の雰囲気としては「リンダリンダリンダ」に近く、日常をそのまま映画にしたという、雰囲気はドキュメンタリーに近いものでしたが、琴線に触れました。


檸檬のころ公式ホームページ


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音楽(クラシックと演歌以外)と、映画、PCの日々。古い話を含め、お気に入りを書いていきます。

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